循環器装置管理の標準化班













アンケート調査班 [第3次実態調査]

1998年2月〜2001年3月 活動終了したワーキンググループです。

名 称 : アンケート調査班[第3次実態調査]
班 長 : 若松 修 (NTT東日本 関東病院)
班 員 : 鍋倉良三 (埼玉県立小児医療センター)
    : 武 俊夫 (昭和大学病院)
    : 福地達夫 (NTT東日本 関東病院)
    : 関口博之 (石心会 狭山病院)
    : 杉山幸一 (東京歯科大学市川総合病院)



(資料)日本放射線技術学会雑誌 VOL.57 NO.8 953-962頁 2001年8月

血管造影撮影系の実態調査
Investigation of the Actual Status of Angiography Systems

若松 修(NTT東日本関東病院)
福地達夫( 同 )
関口博之(石心会狭山病院)
杉山幸一(東京歯科大学市川総合病院)
鍋倉良三(埼玉県立小児医療センター)
武 俊夫(昭和大学病院)
五十嵐時男(東京歯科大学市川総合病院)、佐藤次男(千葉県循環器病センター)、天内 廣(横浜市立大学医学部附属病院)、中澤靖夫(昭和大学病院)

Summary
  Every five years, the Japanese Society of Circulation Imaging Technology implements a questionnaire Investigation that covers the entire country. A total of 1,020 facilities throughout Japan where cardiac catheterization can be performed were investigated. The questionnaire response rate was 47.7%. The main points of investigation were actual status, image management, photographic conditions, cinefilm development processing, and exposure protection, among others. Correlations were found between the number of beds in the facility and the number of examinations done and the number of radiological technologists employed. We also obtained information concerning the staff engaged in examinations. It was also possible to obtain information regarding the contents of the examinations implemented throughout country, the actual status of IVR, and the number of examinations carried out. Questions regarding picture management revealed that digital imaging and networking were becoming more widespread. In the area of exposure protection, it was found that staff exposure was higher than expected. It is necessary to improve exposure protection in vascular examinations for IVR.

はじめに
 近年、血管検査室ではIVRを主体とした治療目的の検査が多く施行されるようになった。また、X線撮影装置ならびに治療器具・材料の発達により検査手技や治療方法も変化してきており、今後もその傾向はは続くものと思われる。心カテ検査の画像は、画像保管の規格統一や厚生省通知によるディジタル画像保管の認可に伴い、シネフィルムレスの時代へ移行しつつある。さらに、医療情報システムの普及により血管検査室の作業環境も大きく様変わりしている。
 そこで今回、循環器画像技術研究会は、5年ごとに実施している全国規模のアンケート調査(3回目)を行い、心カテ検査を中心とした血管造影検査の実態や作業環境等に関する集計を行った。






1999年度 アンケー卜調査班 活動報告

班 長 : 若松 修(NTT東日本関東病院)
班 員 : 鍋倉良三(埼玉県立小児医療センター)
    : 武 俊夫(昭和大学病院)
    : 福地達夫(NTT東日本関東病院)
    : 関口博之(石心会狭山病院)
    : 杉山幸一(東京歯科大学市川総合病院)

 当研究会では、約5年毎(1987年、1992年)に心臓カテーテル検査に関する各種のアンケート調査を行っている。進歩の著しい放射線技術の状況の把握と、それに対応するための新しい技術構築に取り組むことを目的にしてきた。今回も同様な趣旨に基づき、心臓カテーテル検査に加え、他部位の血管造影検査も視野に入れた調査内容や対象を選択し、アンケート調査を実 施した(1998年6月)。
 今回のアンケート調査班は、1998年2月に発足した。その後、数回の会議を経てアンケート調査内容を下記のように決定した。調査対象は
「新医療・医療機器システム白書(1998年3月発行)に掲載された「血管撮影装置設置施設」一覧より、共用装置を含む心臓カテーテル検査が実施可能な全国1020施設として、1998年6月に配布し締め切り期日を1998年7月15日とした。

アンケート調査内容
1. 患者数 :1998 年 6 月に実施した各検査(心臓、頭部、腹部、四肢、その他)数およびIVRの件数。
2. スタッフ数 : 各検査につくそれぞれのスタッフ数および放射線技師の夜間・休日体制。
3. 装置概要 : 心臓カテーテル室、共用装置室、血管造影検査室の状況や装置設置概要。各装置の画像収集方法。定期点検や付帯設備の状況等。
4. 心臓カテーテル検査の撮影条件 : 成人および小児の撮影方向、回数、撮影条件、造影剤注入条件、透視時間等。
5. 血管造影検査の撮影条件 : 成人頭部、腹部の撮影条件、造影剤注入条件および透視時間等。
6. シネフィルム現像処理 : 使用シネフィルムおよび現像条件等。
7. 使用造影剤 : 各検査で使用される造影剤の種類。
8. 被曝 : 検査中の撮影室在室スタッフ数、防護用具の種類と鉛容量および着用者数。過去1ヶ月間の被曝実績等。
9. ネットワーク : オーダリングシステムおよぴPACSの稼働状況と今後の見通し。

 アンケートに対し何らかの回答があり、返送された回収数は486施設(47.6%)であった。アンケート調査用紙回収後、膨大なデータを項目別に各自が分担し、集計作業と分析を約半年間にわたって行った。その結果は、下記に示す学会において4演題を発表した。また、それらの内容を論文化し、現在日本放射線技術学会誌へ投稿中である。

・日本放射線技術学会第55回総合学術大会(平成11年4月7日発表)
  A. 循環器撮影系の実態調査
     第1報:検査の実態:福地達夫
  B. 循環器撮影系の実態調査
     第2報:画像管理:関口博之
  C. 循環器撮影系の実態調査
     第3報:被曝管理:武 俊夫
・第2 回日本放射線技術学会東京部会秋季学術研究発表会(平成11年11月13日発表)
  D. 循環器撮影系の実態調査:杉山幸一

上記で報告した内容の要旨を以下に記す。

A. 主に調査内容のい1〜3について報告した。
これにより、各施設の血管造影検査に対する体制や装置の概要が判明した。特に重要な点は、配布数が多いことより、全国で実施されている血管造影検査の実数が把握でき、それに占めるIVRの比率が判明したことである。
B. 主にA.で述べた項目に含まない3について報告した。
特に重要な点は、画像のデイジタル化やネットワークシステムの構築が著しく進行していることである。
C. 主に4、8について報告した。
特に重要な点は、IVRの増加に伴い、スタッフおよび患者の被曝が増加していると思われるが、それに伴う被曝低減の現状がさほど進んでいないことである。また、スタッフが実際に被曝した線量を調査した項目では、回答率は少なかったが、被曝線量が線量当量限度を超えて(月間被曝を年に換算した)被曝しているスタッフが約5%存在したことである。このような調査をしたことが他にないことを考えると有意義な調査であったが、今後に大きな課題が残ったと言える。
D. 主に5〜7について報告した。
シネフィルムの現像については顕著な動きは見られなかったが、高温現像、高階調処理方向に移動した結果を示した。ここではこの他、上記3者で報告した内容の重要な点についても報告した。





循環器撮影研究会循環器画像研究会循環器技術研究会循環器研究会循環器撮影技術学会心血管画像研究会循研CITEC

inserted by FC2 system