ブックレット・シリーズ 3 IVRに伴う放射線皮膚障害の防止に関するガイドライン − Q&Aと解説 − |
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《内容》 医療放射線防護連絡協議会では、2004年6月に作成した「IVRに伴う放射線皮膚障害の防止に関するガイドライン」と皮膚線量を把握するための「IVRにおける患者線量の測定マニュアル」を有効に活用するために、具体的な内容を解説したブックレットを上梓した。 冊子には、皮膚障害事例と治療方法も資料として掲載しており、IVRに携わる医師・診療放射線技師・すべてのスタッフが携帯すべき一冊といえる。 |
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《目次》 【第1章】◇IVRに伴う放射線皮膚障害の防止に関するガイドライン◇IVRにおける患者皮膚線量の測定マニュアル 【第2章 Q&Aと解説】1.ガイドラインの考え方 2.マニュアルによる測定法 3.放射線の性質 4.装置の管理 5.患者さんの被ばく線量低減法 6.IVRにおける一般的な患者被ばく線量測定法 7.従事者の被ばく 8.インフォームドコンセント 9.その他 【資料】IVRに伴う放射線皮膚障害事例 |
(掲載症例の一部) IVRによる放射線皮膚障害症例 | |
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1997年2-3月心カテ(PCI含)×3回 4月そう痒感とヒリヒリ感を伴う紅斑出現 1997年4月5日皮膚科初診 中背部のやや右側に11.5×8.0cmの長方形紅斑 |
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当初は皮膚炎の診断としてステロイド外用治療 1997年4月9日 中背部の皮疹は紅色調が増してやや浮腫状となる |
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1997年4月17日 約2週間経過、中背部の皮疹は暗紅褐色調で表面平滑となり、症状軽快 |
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1998年1月13日 背部の皮疹は皮膚萎縮と角化傾向を伴う淡紅褐色の紅斑となっている |
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1998年2月21日 中背部の皮疹は皮膚萎縮と角化傾向を伴う淡紅褐色の紅斑のまま その後、放射線による急性皮膚炎と判明する。 中背部の皮疹は潰瘍形成に移行することはなかった。 |
循環器撮影研究会≒循環器画像研究会≒循環器技術研究会≒循環器研究会≒循環器撮影技術学会≒心血管画像研究会≒循研≒CITEC