update:2014.02.10
● 第5回 血管撮影技術基礎教育セミナー (2012年6月2日)
◇ 開催案内 (セミナープログラム)
◇ 参加報告
「第5回 血管撮影技術基礎教育セミナー」 開催のお知らせ (終了しました)
血管検査室配属で経験の浅い、あるいは新任の診療放射線技師を主な対象として、心臓カテーテル検査・治療の基礎的な内容と、技師は何をすればいいのかを中心に基礎教育セミナーとして開催します。
※ 臨床工学技士、臨床検査技師、看護師ほか全ての医療関係者にも役立つ内容です。
皆さまの施設での育成プログラムの一助になるよう企画しましたので、ぜひお申し込み願います。
研究会会員でなくても受講できますので、多くの方々の参加をお待ちしております。 |
●「第5回 血管撮影技術基礎教育セミナー」開催のお知らせ
主催:循環器画像技術研究会
開催日時: 2012年6月2日(土) 9:00〜16:45(受付開始 8:30)
会 場: NTT東日本 関東病院 4Fカンファレンスルーム
東京都品川区東五反田5-9-22 http://www.ntt-east.co.jp/kmc/
最 寄 駅: 五反田駅 (JR山手線、都営浅草線、東急池上線)
受 講 料: 会員 3,000円 非会員 5,000円 (お弁当付)
受講資格: 診療放射線技師、看護師、臨床検査技師、臨床工学技士、医師、メーカー担当者
申込方法: 専用申込フォーム(インターネット)から申し込み願います。
申込受付を終了しました。(4月22日 19:30)
募集人数: 80名
募集期間: 4月21日(土)〜 先着順で定員になりしだい締め切り(最終:5月21日(月))
【プログラム】 司会進行 循環器画像技術研究会 副会長 塚本 篤子
9:00 オリエンテーション
9:15 セミナー開会の挨拶 循環器画像技術研究会 副会長 菊地 達也
【セミナー内容】
9:20 ●心カテ検査とは?(コメディカルスタッフはどのように関わるべきか?)
昭和大学横浜市北部病院 武 俊夫 氏
9:50 ●右心系検査の基礎(何の目的で行う?:血行動態/心内圧波形)
横浜市民病院 菊池 晴雄 氏
10:30 休憩
10:40 ●右心系検査の実際(先天性心疾患を中心に:解剖/病態/撮影方法)
榊原記念病院 武田 和也 氏
11:20 ●血管撮影室にある機器(何のために使う?:IVUS/IABP/DC)
横浜労災病院 岩澤亜矢子 氏
12:00 休憩
12:10 ●Angio用インジェクター(仮題) 共催:日本メドラッド株式会社
12:40 ●FFR & OCT(仮題) 共催:セント・ジュード・メディカル株式会社
13:10 昼休み
13:40 ●左心系検査の基礎(検査の流れ/アプローチの方法)
新座志木中央総合病院 太田 丞二 氏
14:20 ●左心系検査の実際(CAGを中心に:撮影方法/心電図/心内圧波形)
横浜市立大学附属市民総合医療センター 石川 栄二 氏
15:00 休憩
15:10 ●IVRの基礎(PCIで使用するデバイスを中心に:使用目的/特徴)
東京慈恵会医科大学附属病院 山下 慎一 氏
15:50 ●PCIの実際(技師の役割/手技中に飛び交う用語/心カテチームの連携)
昭和大学病院 佐藤 久弥 氏
16:30 参加終了証授与 循環器画像技術研究会 副会長 菊地 達也
16:35 閉会の挨拶 循環器画像技術研究会 副会長 塚本 篤子
- このセミナーには、以下の認定機構のポイントが付与されます。
- ◆日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定機構 (1ポイント)
◆日本救急撮影技師認定機構 (2ポイント)
参加報告-1
第5回血管撮影技術基礎教育セミナーを受講して
千葉県救急医療センター 放射線科 石川 真也 (診療放射線技師)
私の所属する職場は独立型の高度救命救急センターとして365日、24時間休制で患者様に三次救急をメインにした救急医療を提供しています。その中で冠動脈疾患、脳血管疾患はもとより、高エネルギー外傷の初期診療においてもカテーテルインターベンションの重要性が非常に高まってきており、血管撮影技術は日々進歩していると感じます。そのため、今回、進歩する血管撮影技術をしっかりと基礎から学びたいという思いから第5回血管撮影技術基礎教育セミナーに参加させて頂きました。
講習内容は午前中にオリエンテーションからはじまり、心カテ検査とは・右心系検査の基礎・実際、血管撮影室にある医療機器等の講習が有りました。特に心臓カテーテル検査の目的や対象となる疾患及び検査怯等の詳細が要点をまとめてあって非常に勉強になりました。午後はランチョンセミナーを挟んで左心系検査の基礎・実際やIVRの基礎、PCIの実際等が有り、CAGの撮影法や使用機器、STENTの構成や特徴等への理解を深めることができました。午前の部と午後の部共に非常にボリユーム満点の講習でした。しかし、ボリュームは有りましたが、講師の皆様がそれぞれの内容を非常にわかりやすく、かつ的確に講演をしてくださるので集中して参加することができ、時間があっという間に経過していくように感じました。また、講習を通して私の血管撮影技術に対する曖昧であった知識や技術を基礎から体系的に学ぶことができたので、とても有益なセミナーになりました。
さらに血管撮影に対する知識や技術を教わることだけでなく、血管撮影に携わる者として改めて気付かされたことも有りました。それはチーム医療の実践の重要性です。PCIの実際の講義の中で『医療従事者一人の力では最高なパフォーマンスは得られない』とありました。確かに、血管撮影におけるチーム医療は患者様を中心として、医師・看護師・臨床工学技士・放射線技師の各々の専門性を尊重し、理解しあうことが重要です。しかし、実際の現場において、私は放射線技師の業務の専門性を深めるだけで、チームとして連携しながら医療を提供することが上手くできてないように感じでいました。確固たるチーム医療の提供は他職種の専門分野との相互理解が必要であることを今一度認識させられ、非常に感銘を受けました。これからは今回の血管撮影技術基礎教育セミナーで学んだ知識や技術、心構えを日々の業務に反映させていきたいと思・います。
最後になりましたが、血管撮影技術に対する貴重な勉強の機会の場を設けて頂いた、講師、循環器画像技術研究会の連営委員の皆様に深く御礼申し上げます。どうもありがとうございました。
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セミナーの様子 |
【講義】 PCIの実際
講師 : 佐藤 久弥 氏 |
参加報告-2
「第5回血管撮影技術基礎教育セミナー」に参加して
横浜市立みなと赤十字病院 放射線科部 山本 陽介 (診療放射線技師:2年目/心カテ経験:1ヶ月)
今回、第5回血管撮影技術基礎教育セミナーに初参加させていただきました。毎回、参加希望者が殺到するとの情報を先輩技師から伺っていましたので募集開始と同時に申込みをし、当院から3名参加させて頂きました。
診療放射線技師になってまだ2年目ですが、一か月前から心臓カテーテル検査室に配属となりました。患者移動、機械操作、画像処理等、まだまだ慣れない日常の中、先輩の背中を追いかけているのが現状です。一人で仕事を任せていただける技師になるよう頑張っている毎日です。
そのような中で、基礎教育セミナーの内容は、初心者の私にも興味を持って最後まで参加できる講義ばかりでした。講師の先生方の熱心な講義によりコメディカルの連携、各検査の基礎と実際、検査室内にある機器の講義など、あらためて理解を深めることができました。右心系の基礎講義では、基礎編から応用編までの様々な知識の習得に役立つ講義を聴かせていただき、明日からの業務に直結する知識を得ることができました。
初参加のセミナーでしたが、自分にとって本当に貴重な1日となりました。私のような心臓カテーテル検査が初心者の方々には是非、おすすめのセミナーだと思います。また、経験者の方でも自施設においての教育資料として大いに役立つと思います。
セミナーを終えて、私個人として、より一層の自己研鑽と心臓カテーテル検査室で活躍できる診療放射線技師としての経験を積んでいきたいと心に強く思いました。
最後になりますが、講師の先生方、セミナーを開催して頂きました事務局の皆様、そして声をかけて頂いた先輩にお礼申し上げます。
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【講義】右心系検査の基礎
講師 : 菊池 晴雄 氏 |
第5回 セミナーの講師と実行委員 |
循環器撮影研究会≒循環器画像研究会≒循環器技術研究会≒循環器研究会≒循環器撮影技術学会≒心血管画像研究会≒循研≒CITEC
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