「第23回 循環器被ばく低減技術セミナー」 (循研・千葉アンギオ)開催のお知らせ <千葉開催> 終了しました!!

 平成22年9月4日(土)に、循環器画像技術研究会および千葉アンギオ技術研究会共同で、全国循環器撮影研究会主催「第23回循環器被ばく低減技術セミナー」を開催します。
 今回は千葉大学医学部附属病院での開催となりますので、特に千葉県在勤の方々に多数参加していただけることを期待しております。
 なお、全循研会員でなくても受講できますので、多くの皆さまの参加をお待ちしております。

●「第23回循環器被ばく低減技術セミナー」開催のお知らせ
                   主催:全国循環器撮影研究会
                   開催:循環器画像技術研究会
                      千葉アンギオ技術研究会
                  <共催:JSRT防護分科会・計測分科会>

  日  時: 平成22年9月4日(土) 9:20〜17:00(受付は 9:00より)
  会  場: 千葉大学医学部附属病院 3階 第二講堂
            〒260-8677 千葉県千葉市中央区亥鼻1-8-1
            http://www.ho.chiba-u.ac.jp/access.html
  受講資格: どなたでも!! (非会員でもOK!)
        (放射線技師・看護師・検査技師・CE・医師・学生・メーカー…)
  募集人数: 50名
        ★ 定員を超えた場合は、千葉県在勤者を優先させていただきます。
  受 講 料: 4,000円(専用テキスト代含む)

  申込方法: 
        ▲ 受信確認・受講決定の連絡はe-mailのみで行います。
        ▲ citecjunken@yahoo.co.jpが受信できるよう設定して下さい。

  申込〆切: 8月18日 23:59まで
        ★ ただし、定員になりしだい締め切らせていただきます。

  備  考: 受講票は8月下旬の郵送を予定しております。

◆『日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定機構』の 2ポイントが付与されます。
  ※ 測定実習は、認定機構の受験に必要な線量測定に役立ちます
◆『日本救急撮影技師認定機構』の 2ポイントが付与されます。
◆『被ばく線量低減推進施設』の認定には本セミナーの受講が必須となります。


【 プログラム内容 】     進行:坂本  肇(セミナー実行委員長)
  9:20- 9:30 開会式
        開会の挨拶   循研会長(全循研理事)  加藤 京一  氏
  9:30- 9:50 「被ばく線量低減推進施設」認定について
                 昭和大学藤が丘病院  加藤 京一  氏
  9:50-10:20 放射線の人体への影響と症例
                  千葉市立海浜病院  伊藤  等  氏
 10:20-10:50 X線装置による被ばく低減
               千葉県循環器病センター  今関 雅晴  氏
 11:00-11:30 X線防護用具
                 昭和大学藤が丘病院  安田 光慶  氏
 11:30-12:00 品質管理
        横浜市立大学附属市民総合医療センター  石川 栄二  氏

 12:00-13:00 ランチョンセミナー
       『低線量放射線影響に関する患者の基礎データ』
               千葉大学医学部附属病院  加藤 英幸  氏
         共催:千葉アンギオ技術研究会・第一三共株式会社

 13:10-13:50 FPD関連講演 「フラットパネルの管理とその現状について」(仮題)
                    昭和大学病院  佐藤 久弥  氏
 13:50-14:20 線量測定法
               山梨大学医学部附属病院  坂本  肇  氏
 14:30-15:00 線量測定実習の説明
               山梨大学医学部附属病院  坂本  肇  氏
 15:10-15:50 線量測定の実習
               千葉大学医学部附属病院  梅北 英夫  氏
           埼玉県循環器・呼吸器病センター  田島  修  氏
                 NTT東日本 関東病院  塚本 篤子  氏
 16:00-16:50 線量測定データの計算、説明
               山梨大学医学部附属病院  坂本  肇  氏
 16:50-17:00 閉会式  修了証書授与


「第23回 循環器被ばく低減技術セミナー」 (2010.9.4) 参加印象記

印象記-1

第23回循環器被ばく低減技術セミナーを受講して
                 千葉大学医学部附属病院 笠原 哲治

 「循環器被ばく低減技術セミナーにはもちろん参加するよね!!!」との主任の言葉に、「もちろん参加します!」と即答し、今回のセミナーを受講させていただくことになりました。私自身も最近になって血管造影室に携わるようになってきたため、またとない機会だと思い、朝から意気込んで会場に入りました。

 セミナーは講義と実習の2つに分かれており、講義で聴いていた内容がその日のうちに実践できるという大変、理解しやすいスケジュールとなっていました。講義は放射線の人体影響やその症例、放射線防護用具、被ばく低減技術や装置の品質管理、線量測定法など大変幅広く、頭がパンクしそうになるくらい充実したものでした。その冒頭では被ばく線量低減推進施設認定についてお話があり、その中の話の一つにアンケート調査で施設問格差が透視において11倍、撮影においてはさらに大きく18倍の格差が見られたという報告があり、正直驚いてしまったのと同時に同じ時間で同じ治療を受けている患者さんでも障害が出てしまう人とそうでない人が出てきてしまうのではないかと考えさせられるものでした。そう考えているうちに、放射線の人体影響の症例が提示され、このような皮膚障害が起きるリスクを少しでも減らすためにこのセミナーを受講しているのだと改めて感じました。続く講義では被ばく線量を最低限に抑えるようにするために必要な被ばく低減技術や装置の品質管理など臨床で実践でき、かついろいろな視点から被ばく線量の低減について考えるものでした。講義で教えていただいたことを全て実践するのは難しいことかもしれませんが、このようなことを常に頭において検査を行っていかなければならないと思いました。

被ばく低減推進施設認定 加藤氏(循研会長) 放射線の人体への影響と症例 伊藤氏(千葉海浜病院)

 ランチョンセミナーでは低線量放射線影響についての講演があり、自ら被験者となってPCIにおける低線量の影響評価を行ったという研究への情熱に心を打たれました。自分がそうなったときに果たして、体を張ってできるだろうかと考えた時、おそらくその余裕はないだろうと思います。しかしこのような情熱を常に持って、日々の業務に取り組んでいかなければならないと考えさせられる講演でした。

ランチョンセミナー 加藤氏(千葉大学病院)

 午後はFPD関連の講義から始まり、測定実習の説明をしていただき、その後実習に入るという流れでした。測定実習では受講生が2班に分かれて実習を行いました。臨床での入射表面線量(ESD)を、ひとつは以前からIVR時の被ばく線量を把握するのに用いられている面積線量計のデータも用いて算出する方法、もう一つは比較的新しい装置に導入されている装置の線量表示値を校正することにより、ESDを算出する方法というものでした。どちらも講義を聴いているときにはあまり理解できず、頭の中が混乱していました。しかし説明を受けながら実習を行い、講義室に戻って解説とともに計算していくと、つい先ほどまでは理解できなかった内容が意外にもわかるようになり、「百聞は一見にしかず」とはこういうことだと思いました。

線量測定実習と計算 田島氏(埼玉循呼セ)・梅北氏(千葉大学病院)・塚本氏(NTT関東病院)

 今回、このような有意義なセミナーを受講することができ、多くの知識を学ぶことができました。しかし学んだ知識をこれから臨床に生かしていかなければなりません。IVRにおいて我々放射線技師が患者さんのために何ができるかを考えた時、被ばくを最小限に抑えることは、よりよい医療を提供することの一つであると思います。このセミナーを機に学んだことを臨床に生かし、これからも継続していくことが私を含めた受講生全員の使命だと考えています。

 最後になりますが、このセミナーの開催準備にあたられた実行委員の皆様、講師の先生方に厚く御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

印象記-2

「第23回循環器被ばく低減技術セミナー」にお手伝いとして……
                 千葉アンギオ技術研究会 世利 峻 (千葉県循環器病センター)

 今回、千葉大学附属病院で開催された「第23回循環器被ばく低減技術セミナー」にお手伝いとして参加さしていただきました。私は、以前循環器被ばく低減セミナーには受講生として参加させていただきましたが、その当時の内容の濃い講義と実習は今でも印象に残っています。そして未熟な私が、今回、開催側として参加させていただけた事に大変感謝しております。そして貴重な体験ができありがとうございました。

 当日は、線量測定のアシスタントとしてそうそうたる全循研のスタッフの皆様と共にお手伝いさせていただきました。始めは、もっと裏方の事々をやるのかと思っていましたが、当日になってみると線量測定のアシスタントという表方の重要な仕事であることを知り、びっくりしました。そして、同時に身が引き締まる思いをした事を忘れません。
 当日の流れは、セミナー開始までの会場設営、そしてセミナーが始まりましたら受講生が講義を聴講している裏側での測定実習の予備実験と実習の流れの確認を行い、線量測定の実習という流れでした。一番大変だったのが、自分の施設の装置ではないという事でした。実験で使う道具の場所であったり、使用した事のない装置であったりと色々と準備をする段階でつまずいたりもしました。しかし、先輩方のリードの元、時間内に線量測定が行える状態になり、いざ本番、受講生を相手にした線量測定の実習になりました。当日は、実験1,2と実験3,4を2部屋で行い、1部屋25名程度で行われました。普段検査・治療が行われている部屋で25名+講師3名計30弱の人数でありますので、若干狭く後ろの受講生の方には聞こえにくい点があったかもしれません。しかしそんな中でも、受講生自ら測定実習の様子をカメラで収めたりする光景を見ることができました。それを見て、受講生のみなさんは皆積極性が高く、本日やった事を自分の施設に持って帰ろうという意気込みがひしひしと感じることができました。

 私事でありますが、このような経験は初めてであり、受講生の方にとって線量実習アシスタントとしてしっかりと動けていたか心配でありますが、とても達成感のある経験となりました。そして、第23回被ばく低減セミナーにお手伝いとして参加させていただいて、診療放射線技師が行っている被ばく管理というのは患者さんにとって不可欠なものであるという事を再認識する事が出来ました。又、このセミ ナーで学んだ内容を自施設に持ち帰り、診療放射線技師だけでなくカテ室で一緒に働いているスタッフ全員に被ばく管理という点を共有できれば、より良いチーム医療を患者さんに提供できるのではないかと思いました。又、可能であればこのようなセミナーが千葉で再び開催される機会があればと思います。

 最後に、当日お世話になりました全循研、循研の関係者の方々に深く御礼申し上げます。



「第23回 循環器被ばく低減技術セミナー」 (2010.9.4) 開催報告

実行委員長(山梨大学医学部附属病院)  坂本 肇

 平成22年度全国循環器撮影研究会主催の第23回循環器被ばく低減技術セミナーを平成22年9月4日(土曜日)に千葉大学医学部附属病院にて参加者50名を集め循環器画像技術研究会と千葉アンギオ技術研究会が共同で開催した。今年度は循環器画像技術研究会の加藤京一会長(昭和大学藤が丘病院)、千葉アンギオ技術研究会の加藤英幸会長(千葉大学医学部附属病院)、実行委員、事務局の方々、共催のJSRT防護分科会・計測分科会、ランチョンセミナーで、共催頂いた第一三共株式会社の協力を得てセミナーを行った。昨年は東京と横浜にて開催し、定置の東京以外での開催も好評であったこともあり今年は千葉で開催した。千葉での開催にあたり会場の設定から実 行委員の手配など、千葉アンギオ技術研究会には色々な協力を頂いた。また、本セミナーも回を重ねるごとに実行委員の運営能力が上がり、スムーズなセミナー開催を行うことが出来た。

 セミナーの内容は、テキストを中心とした講義、FPD関連の講義、特別講演、測定実習である。テキストの講義を行った講師の方々は、受講生に理解しやすい説明や解説を行い充実した講義が行われた。最初に、被ばく線量低減推進施設認定について加藤京一氏(全循研の施設認定担当者)が説明した。施設認定を受けるためには本セミナーの受講が必須となり、受講者の中には施設認定を得ることを目的にセミナーへ参加した方もいたようである。多くの施設が被ばく線量低減へ向けての取組を行う事が望まれる。

 続く、伊藤等氏は基礎的な放射線の人体への影響と放射線による障害症例について、丁寧で、分かりやすい講義を行った。X線装置による被ばく低減を講義した今関雅晴氏とX線防護用具を講義した安田光慶氏は、自施設での工夫や実施例、経験例などを講義に加え充実した内容であった。石川栄二氏は日常の装置管理や定期点検、品質管理の考え方や手順など具体的な説明を行い、受講生には有用な内容であった。

 ランチョンセミナーは低線量放射線影響に関する患者の基礎データと題し千葉大学医学部附属病院の加藤英幸氏より講義があった。内容は自身がPCIを行った時に得られた体内線量(食道、胃部分)と血液中リンパ球の二重鎖切断についてである。手技時の皮膚線量評価は可能であるが、胃チューブを利用した体内線量の評価は貴重なデータであり、更に染色体の放射線影響による変化など新たな知見が多い講義となり、大変興味深い内容であった。また、自身の冠動脈治療時に収集したデータであり、研究に対する姿勢に感服する講義となった。

 佐藤久弥氏のFPD 関連の画質、線量、品質管理などについての講義は、内容が仕事に直結しFPD装置評価や管理に役立つと受講生からの評判も高かった。

 測定実習に関しては、インターベンショナル基準点での基準線量の測定方法(透視、撮影時の装置出力線量の測定)、面積線量計の利用方法(面積線量から皮膚線量への変換方法)、装置線量表示値からの皮膚線量への補正方法など短時間であったが有意義に行うことができた。例年のことではあるが時間制限のために、全ての受講生が測定方法や計算方法を理解し、実践できるかについては検討の余地がある。

 セミナー受講後の受講生のアンケート結果は、講義内容にほとんどの方が興味を持ち、理解を示し、業務に活用できると感じ、内容に満足し測定実習を理解したことから、本セミナーの必要性が示された。しかし、講義の内容が多く進行が早いため理解が難しい点、講義をゆっくり聞き測定実習をゆっくり行いたい、2日間で行いたいとの指摘など、今後のセミナーの充実と継続のために日程や内容などについて検討する必要がある。

 最後に、セミナー開催場所および実習の装置や機器の使用を快く承諾頂きました、千葉大学医学部附属病院放射線部に深くお礼を申し上げます。また、当日の講師の方々、千葉アンギオ技術研究会の方々、循環器画像技術研究会の事務局、共催のJSRT防護分科会・計測分科会の関係者、テキスト作成などにご尽力された全国循環器撮影研究会のセミナ一関係者の方々にお礼を申し上げます。




循環器撮影研究会循環器画像研究会循環器技術研究会循環器研究会循環器撮影技術学会心血管画像研究会循研CITEC

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